約 282,838 件
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/4147.html
今日 - 合計 - 信長の野望・将星録の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時22分56秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/4149.html
今日 - 合計 - 信長の野望・天翔記の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時22分57秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4331.html
信長の野望 天翔記 概要 特徴 内政 軍団制 人材面 教育 戦争 その他 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット HD Version 概要(HD) 変更点(HD) 評価点(HD) 問題点(HD) 総評(HD) 余談(HD) 信長の野望 天翔記 【のぶながのやぼう てんしょうき】 ジャンル 戦略シミュレーションゲーム 対応機種 PC-9801WindowsMacintoshFM-TOWNSDOS/Vセガサターンスーパーファミコンプレイステーションプレイステーション・ポータブル 発売・開発元 光栄 発売日 【Win】1994年12月19日【SS】1995年9月29日【SFC】1996年1月26日【PS】1996年3月29日【PSP】2005年9月1日 定価 12,800円 判定 良作 信長の野望シリーズ 概要 戦国大名となって全国を統一する光栄の看板歴史SLG『信長の野望』シリーズの6作目。 次回以降に受け継がれたものも含め、他のシリーズ作品とは一線を画すシステムが多く取り入れられた。 ゲームの目的は前作までと同じく、大名の一人を選び勢力拡大を繰り返して全国214の城を支配下に治める(全国統一)こと。 ただし、前作や後のシリーズに存在した『同盟統一』は本作には存在しない。 ちなみに、本作は菅野よう子氏が音楽を手掛けたシリーズ最後の作品である。次回作『将星録』からは山下康介氏が担当している。 特徴 内政 今作は城の奪い合いがメインであり、内政要素は比較的シンプルにまとめられている。 金山、貿易港や鉄砲、名馬産地などは季節ごとに自動で収入が入る、徴兵時にいくらか物資として加わると言うように極力わかりやすくメリットが強調されている。 複数の武将で一括で実行でき、その際は行動力の消費が抑えられるために効率の良い内政ができるようになった。のだが今作の内政は…(後述)。 この一括選択制は褒美や訓練でも採用されているのでいちいち武将ごとに同じコマンドを選択する必要が無くなってテンポが良くなった。 毎ターンの行動が各武将の気力から行動力に戻った。 武将風雲録と違い政治力だけではなく野望や戦闘能力も影響するようになり、成長しやすい(後述)のでいかに行動力を増やすかが重要になった。 金、米の年収入が表示されるようになり、より計画的に軍事行動が取れるようになった。 これまでのシリーズでは表示されておらず、各自で計算したりある程度の備えを蓄えておく必要があったが効率よく物資を活用していける。 軍団制 前作までの戦略は個々の城(領地)単位で行われていたが、今作では複数の城を一つの「軍団」で管理して戦略を行う。 配下の中から「軍団長」を一人指名し、その人物に任意の数の城を与え、管理させることになる。 物資も城ごとではなく軍団ごとに一括して管理される(*1)ため、勢力が広がるごとに前線に物資を送る手間が無くなり面倒だった領地の管理は格段に楽になった。 ちなみに、これによって前作まで加賀一国の大名扱いだった本願寺家(一向一揆勢力)が石山本願寺(本来の本拠地)や長島などの飛び地で構成されるようになった。 史実で言えば信長が行った方面軍の再現となる。実際に本能寺の変シナリオ織田家では北陸地方周辺に柴田勝家、中国方面周辺に羽柴秀吉が軍団長として任命されている。 COMへの委任も城ごとに出すのではなく、この軍団を併設することで行う。AIが賢い上に委任内容も非常に細かく設定できるため、ユーザーの意思を反映させやすい。 物資のみならず行動力も軍団単位で所有する。領土が広がれば自ずと各地の管理や武将配置の回数の増加で行動力が足りなくなり、物資も余り出すようになるために軍団の併設が必至となる。他作品にありがちな「CPUが馬鹿で不安定のため、面倒だが全て自分で管理した方が効率がよい」という風にはならない。 軍団は最大八軍団。この内第一軍団は必ず大名が軍団長となる。 軍団長が裏切った場合、その軍団が管轄する城や家臣は全て独立した軍団長のものとなる。さらに、武将の裏切りやすさについて隠しパラメータがあるため、忠誠心100といっても油断はできない。 裏切りやすい人物は事績から想像がつく場合が多いが、たまに予想もつかない人物が裏切りやすい場合があるので注意が必要。 裏切りやすい人物ほど行動力が増えやすく積極的に他国に攻め込む傾向があるので急いで勢力を広げたい場合には損害覚悟で賭に出る必要があるが、それが適度な緊張感を生み、中だるみさせない要因にもなっている。 前述の本願寺は補正がかかっており一門衆や門徒の内応、軍団長の裏切りが発生せず、一般家臣も裏切りにくい。経済的にも恵まれていて鉄砲適正が高い武将の多さで難易度が低いうえ、飛び地の領地を有効に活用する必要性から序盤から軍団をうまく使いこなす必要があるため、初心者の練習には非常に向いているとされる。 人材面 今作では武将の3つの基本能力(政治・戦闘・智謀)が「才能値」と「実行値」に分かれている。また、パラメータの上限が200強に引き上げられている。 「才能値」はその武将の能力の限界、「実行値」はそれをどれほど引き出しているかを表しており、各コマンドの効果は実行値によって決まる。 基本的に元服した時点では実行値がかなり低くなっている。例えば戦才(戦闘力の才能)120の武将でも、元服した当初の実行値は20程度。実戦経験を積んだり後述する教育を施してこれを120まで上昇させていく。 これらに関連して、各能力の育ちやすさを示す「習得度」というパラメーターが追加された。 3つの能力値(政治・戦闘・智謀)について高い順からABCの3段階があり、1段階につき1.2倍の成長差がある。 武将の能力に「身分」「兵科適正」「技能」「職業」が導入された。 身分は高さによって率いる最大兵力、俸禄や一部コマンドの成功率に影響が出る。 身分を上げるには、コマンドを実行したり戦闘に参加したりすると得られる「勲功」が武将毎に必要となる。勲功自体は前作にも存在したが、あちらと異なりRPGの経験値に近いもので、対応を取らなくてもデメリットが発生することは無い。 兵科適性は各兵科を使いこなす能力を表したもので、SからEの6段階で査定される。無闇に騎馬隊や鉄砲隊を率いさせても適性が低いと力を発揮できなくなった。適性も能力値同様に上昇し得る。 後のシリーズよりも査定が厳しく、Cが通常でB以上ならば優秀とみなせるが、Sになるとごく限られた武将しか存在しない 上杉謙信が鉄砲隊で無双するといった事は出来なくなったが、騎馬隊を率いると最高の適正と合わさって無類の強さを誇るといった活躍が出来るようになった。ほとんど兵を率いた事がないであろう剣豪武将などは個人の戦闘の才能は高いものの、適性が全てEであることが多く、クセが強くなっている。 水軍も適性の一つとして扱われている。 技能は習得していると各コマンド実行時に様々な恩恵が得られたり、専用のコマンドを使うことができる。教育などで新たな技能を得る場合もある。 職業は「茶人」「忍者」といった特殊な武将を指すもの。一部のコマンドを実行する際に有利になる。 史実でこれらに該当する武将のみが有しており、ゲーム中に変動する事がない。 教育 上記の通り今作では教える側と教わる側の武将を選択して教育を施すことができ、安全に武将の能力を高めることができる。希に技能も習得できる。 このおかげで育ち切った才能が微妙な武将やとりあえず雇用した他国の中堅武将も役に立つ余地が出来ている。 師の能力が高いほど多くの成長が得られる。また、師の魅力が高いほど、弟子の野望が高いほど、更に成長も大きくなる。 弟子の能力値が師と同じ以上の場合は技能を得る以外に効果がないが、弟子の能力値が師より低い状態で、成長の度合いによっては師を上回る場合があるため、この場合は交互に教育してゆく事ができる。 相性値という性格などを16種類に分けたマスクデータがあり、相性値が同じ相性最良と相性値が8離れた真反対の相性最悪では1.5倍の差がある。 親子や兄弟や叔父甥など同じ一族は基本的に相性値が同じに設定されているため、親戚に教えてもらえば上がりが良いという要素にもなっている。台詞も同じ一族だと通常とは異なるようになっている。 特定の師と弟子の間では専用の会話があるのも魅力的。 一部の武将との掛け合いによってはツッコミ所もあるが…(後述)。 優勝賞品をかけて配下の武将7人+ゲスト1人がトーナメント戦を行う『披露』コマンドもある。 開催できる科目は「茶会」(政治)、「御前試合」(戦闘)、「問答」(智謀)の三種類。 それぞれ職業が茶人、剣豪、僧侶である武将は能力値にプラス補正がかかり有利になる。 必要行動力が通常の講義の10倍である50と大きく、優勝賞品として家宝が必要。 1回戦敗退なら1回分、2回戦敗退なら2回分、決勝戦敗退なら3回分、優勝なら4回分の熟練度を得られる。ゲスト優勝でも7人の合計では講義10回分に劣らないくらい効果があったり。 成長の度合いは優勝賞品に出した家宝の等級によって異なる。 各武将のやりとりが面白いのでお遊びで実行する価値も有る。 ゲストは家宝の等級に応じて高い能力の剣豪・茶人・僧侶が参戦してくる。ちなみにゲストが優勝した場合すぐに金に変えてしまうのか賞品として渡した家宝は商人が再び売りに来るようになる。 大名は参加できないが機種によってはゲスト優勝時、大名vsゲストの特別試合が可能になる。バーを目押しするミニゲームになっていて、完璧な位置だとどんな相手でも大名が勝利できる。他の参加武将同様、勝てば2回分の熟練度を得られる。 またSFC版では征夷大将軍のみ、他の大名から参加者を招いて親睦を深めるための披露を開催できる。 戦争 今作の戦争は「攻撃」側と「守備」側の明確な違いが無く、攻め込み先の城を中心とした3×3の範囲内にある城全て(最大9城)が戦場マップに登場しこれを奪い合う。 攻め込み元の城も必ず戦場に含まれるため、攻撃した(された)、はずが敗れて逆に城を奪われてしまう(返り討ちにして城を奪い取る)こともある。 他勢力の戦争に自分の城が巻き込まれてしまった場合、その戦争での立場を決定する。選べるのは「仕掛けた側・仕掛けられた側のどちらかに味方する」「中立の立場を取る」「不戦を表明する」のいずれか一つ。 中立を選んだ場合は一応戦争には参加するが、どちらの味方に付くかを明確にするまでは一切の行動が取れない。 不戦を表明した場合は戦争そのものに一切関与しない。城を盗りに行くことはできないが、逆に自分の城を盗られる事もない。 また、立場を表明した他勢力に戦前交渉を行う事も可能。不戦にしたり、自軍の味方に回るように説得を試みる事も出来る。 戦争のシステムは概ね『武将風雲録』に準ずるが、『戦国群雄伝』のように野戦と攻城戦が同時に進行する。 はじめは野戦から開始され、城の周囲から部隊を出撃させる(一切出撃させず籠城する事も可)。部隊が城に接近し突入する事で随時攻城戦と野戦が交互に行われるようになる。 攻城戦では1ターンに3回行動可能。また、一度城に入ると本丸を落とすか城外に退去するまで城を出る事が出来ない。この為、野戦マップで敵部隊を残したまま突入すると手薄になった自軍の拠点が襲われる事もある。 自らの立場を問わず、最初に本丸を奪った勢力が城を奪取できる。たとえ他勢力が兵力の大部分を削っていようとも、一マス本丸に入ってしまえばそれだけで自分にものにできる。このため他勢力同士の戦いに便乗して漁父の利、なんてことも可能。逆に自分から攻めにいったのに他家に便乗されて城を先に落とされてしまうこともあり奥深い駆け引きの戦争が起こる。 特に他勢力は優勢であれば外交感情が悪くない限りは味方をしてくれるが、積極的に漁夫の利を狙ってくる為、表面上は味方でありながら自勢力の行動力に便乗して領土を広げようとする邪魔な存在となる。敵武将(捕虜)や城を取られたくなければ敵の有力武将にぶつけて消耗させたり、敵味方関係なしに実行可能な「一喝」「混乱」「火攻め」を仕掛けて足止めを図るするなどで全力で足を引っ張る必要がある。 新たなコマンドも幾つか追加されている。 足軽隊のみ、攻撃対象に隣接している味方全員で攻撃するコマンド「一斉攻撃」が追加。部隊の位置取りが今まで以上に重要となった。また、攻城戦においては壁越えが成功しやすい(*2)という特徴もある為、凡庸な兵科ではなくなった。 前述した技能を有している場合、それぞれに応じたコマンドが使用できる。『三國志』シリーズのように敵を混乱させたり火を付けたり、果ては武将を「暗殺(*3)」してしまうことまで可能。「臨時徴兵」があれば戦闘中に兵力を回復することもできる。 これまでのように『総大将』という概念が存在しない。誰かが敗走すれば即敗北という事もなく、部隊はかなり自由に動かせる。他のシリーズでは即ゲームオーバーとなるなど他の部隊との差別がされていた大名が捕えられても、その戦争自体には何ら影響が無い。 一方でデメリットもあり、大名が捕えられた勢力は捕虜を全て解放しなければならない。双方の大名同士が捕えられると無条件で身柄が交換される。 また今作では、最後の城を落として大名家を滅亡させても捕えた大名が自害することはなくなった。その場で直接登用する事は出来ないものの、解放すれば浪人となり、後で登用出来るようになった。 戦争は規定のターン数が経過するか、奪える城が無くなり完全に戦いが収束するまでは続く。一回の戦争で複数の城の支配者が変わる事も普通にある。 今作では戦争後でも行動力さえ残っていればコマンドが実行できる。また、戦争には行動済みの武将でも参戦でき、参戦した事で行動済みの状態になる事もないので戦争で攻めとった城で徴兵や訓練をして次ターンに備えることやそのまま奪い取った城とは違う方面へ移動してその地方の城を戦争で奪うと言った荒業も可能。 その他 『初代』『全国版』同様、1年は4季に分かれた計4ターンで経過する。 他大名家の情報がすべて開放され、わざわざ偵察コマンドを使って調べる必要がなくなった。 武将が1度の移動で全国どこにでも行けるようになった。補給線が途絶えていても大丈夫。 武将の台詞は大幅にバリエーションが増えている。 武将によって『粗暴』『高貴』など性格が充てられるようになり、コマンド実行時などに反映される。これに起因して多くの笑いも生んだ(*4)。 武将の情報画面にて、史実での活躍や経歴などを記載した「列伝」が表示されるようになり、その武将がどのような人物なのかわかり易くなった。 歴史の知識をある程度要する事が前提となっている事が多い歴史シミュレーションとしては親切な要素である。 前作『覇王伝』のパワーアップキットで初実装されたものがそのまま続投した形となる。 前作では家宝を購入できるかは完全に運だったが、本作では商人友好度が高ければ家宝をいつでも購入できるようになった。また、隠居武将がいる場合は家宝を買ってくる事がある。 初期状態で家宝を持っている武将も前々作並に多くなった。 評価点 大幅なテンポの向上 前作における城盗りへの移り変わりは、史実再現への貢献や更なる戦略性を生み出したものの、その代償として領地増加によるゲームの長期化とそれに伴う中だるみといった問題も増大してしまった。 しかし、今作の戦争システムや軍団制によって一つの行動による局面の変化が大きくなり、またCPUに任せる事も簡単に行えるようになった事で軽快なゲームプレイを実現。 一方で裏切りなどのリスクを付加する事で、容易な戦略ではクリアできないという絶妙なバランスが生まれている。 武将たちの深みある個性付け 才能という概念を取り入れた事で、各人の特徴がより精細に表現できるようになり、また人事の面から戦略性を深める要因ともなった。 教育というコマンド自体は『武将風雲録』でも存在したものだが、そのやり取りの様子が描かれるようになった事で、演出とステータスの上昇という二つの面から成長の実感が湧き感情移入もしやすくなっている。 たとえ才能値が低めの武将でも、贔屓にして育てることで一線級で活躍させることができるし、逆に才能値の高い武将でも実行値が低すぎれば使い辛い。 新たに追加されたパラメータも多いが、各項目が分かり辛い、複雑になっているという事もあまり無い。 シビアかつ練られたバランス CPUは序盤からこちらを殺しにかかってくるような動きを見せるために迂闊なコマンド実行が致命傷となることも決して少なくはない。 序盤はうまく乏しい戦力を駆使して領土を広げていくかが鍵となる。どの方面へと進軍しどこの大名と戦うかが重要となる。 上記のとおり武将の移動→戦争が可能なために隙があれば容易に城を奪われてしまう。また近接する他の大名家の動きにも着目し、こちらに不利にならないような措置を取らなければならない。 物資が軍団毎の管理となり、たとえ大名が斬首されても配下武将や後継者が引き継ぐため、各勢力を攻め滅ぼすにはすべての城を落とすか武将を根絶やしにする必要がある。 そのために収入の増加や備蓄されている物資目的で弱小大名を攻撃して滅亡させるか、それとも人材が豊富で放っておくと大勢力になりそうな大名を攻撃して人材や城を削り取るかの選択も重要。 有能な当主を斬首して無能な武将に挿げ替えて、その後捕らえた時にはあえて斬首せず逃がして行動力不足にしておくという戦略もある。 序盤を乗り越えて戦力がある程度整った中~後半。信長の野望シリーズはこの頃に中だるみが起きやすいのだが今作の仕様上、それを感じさせず終始緊張感が保たれるようになっている。 敵のAIも相応に賢く好戦的で、本作ではかなり巨大な勢力を作る。そのためにゲーム後半は各地の激闘を征して多数の城を所有し、鍛え上げられた精鋭武将を多数引き連れた強豪大名達との激戦になりやすい。 大勢力になると蓄積された物資も相当な物となるので半数の城を奪った位では巻き返される事も多い、目先の城を落としていくだけではなく、徴兵数の多い城や武将が多数駐屯する城を攻めるなどして効率よく戦力を削りながら進軍していく必要がある。 また、この頃になると各地で領地を失った当主たちが各地の武将不在の城で旗揚げし後方をかく乱していくので彼らの排除や対応も必要になってくる。 前述の軍団長への対応も必要になってくる。うかつに進軍させて戦力が手薄になったところで各個撃破されて有能な武将が登用される、軍団長が裏切って独立し領地を奪われていくのもこの頃である。 これらのように今作では今までの常套手段が通用しにくく各大名の息の根を完全に止めるまでは決して油断できない状況が続く。一見厳しいだけのゲームに見えがちだが、武将の登場数に対して城の数が多いためにどんな大勢力も全領地をカバーしきるのが困難で上記の旗揚げや軍団長の裏切りといった不確定要素が多いために付け入る隙が全くないという状況が起こりにくく、シビアながらも練りこまれた程よいゲームバランスとなっている。 シナリオ・収録武将の拡充 城の数が増加し本城、支城の区別がなくなった事とシナリオの年代が広がった事で今まで登場しなかった弱小大名やマイナーな武将たちがより多く登場するようになった。 戦場では全国の城214それぞれが固有マップとなり、城ごとに攻城戦の際はどこから攻める(守る)かといった戦略を考える楽しみが出来た。行き止まりになっている城、門がいくつもある城等、個性豊か。 信長が元服前のシナリオが正規に(初登場は覇王伝PK)登場した。一世代前の武将たちが登場し鉄砲も伝来していない(*5)シナリオでこれまでの作品とは違った勢力状況でプレイできる。 以前まで没落し弱小扱いだった大名が強かったり、桶狭間時代猛威を振るった大名がまだ配下扱い、ヒヨっ子同然だったりと他のシナリオとは違った展開を楽しめる。 各シナリオの年代の広がりと大名家の増加により、プレイヤーの力量や好みに応じて大名を選択しやすいのも魅力。 とにかく一度でもクリアしたいのなら「本能寺の変(*6)」の織田家を筆頭とした大勢力や有名大名家、領地が端側なので後方に注意を払う必要がない、または薄い島津や大友、南部を選べばかなり楽に天下統一が可能。勿論大勢力に隣接する弱小大名をあえて選択し、よりシビアなプレイを楽しむこともできる。 同じ大名家でもシナリオに応じて状況が変わるので自分が好む大名家を選択しても難易度が高くて詰み込んでしまうことが起こりにくい。 賛否両論点 内政の希薄さ これまでの『信長の野望』シリーズでは内政が重視されていたが、今作では内政の重要性が薄いというかやる必要はないような扱いになっている。理由としては以下の点が挙げられる。 今作では国盗りではなく城盗り合戦であり、内政も城単位で行われる。城の数が大幅に増えた結果、1城あたりの収益は低くなっており、内政の効果自体が相対的に低くなっている。 今作は上記の通りシステムが更新されテンポが良くなっている、そしてCPUもかなり手ごわく放っておくとあっと言う間に広大な領地に成長した武将が目白押しになっていることはザラである。 物資が軍団毎に管理されるようになった事で今作では領地の重要性がかなり薄い。仮に複数の城が奪われたとしても収益が減少するのみで、物資などはそのままなので当面の影響は少ない(攻め落とされた城に有力武将が居て引き抜かれたり戦死したのなら話は別だが)。 城数の大幅な増加に対し武将人数はそこまで多くないので全領地のカバーが(敵味方共に)困難になっており、守りに入ると一気に分が悪くなってしまいやすい。 上記の仕様上、じっくり内政をやっているとあっと言う間に攻め込まれ滅亡してしまう。というよりも収入増加方法=戦争による領地拡大といってもいいほどで、以前までの作品ではタブー視されることの多かった1ターン目に速攻で敵領地に攻め入る事が推奨されるケースがかなり多い。 そのため、行動力の大半を戦争のために費やし(軍備の充足と攻め込む城に隣接する城へ武将を集結させる等)たとえ現在の領地が無くなろうとも片っ端から領地を獲得し、大名を滅ぼす事で得た物資や人材を元手にさらに敵地に攻め込み続けて端側を確保して後方の安全を確保、その後にもう一方側を攻め落とす戦い方がかなり有効、各地で雇用した武将の中で使えそうにない者を各城に駐留させれば旗揚げも起こされないが、わざと旗揚げさせて「脅迫」コマンドでいきなり宿老として登用する手もある。 何をするにも行動力が必要なシステムなので、たとえ情勢、人手、資金に余裕があったとしても行動力は余らない。 これにより内政がとりえの武将の肩身が狭くなってしまった。また、ひたすら軍備と戦争しか行わない事が推奨される今作のプレイ方針のためか、「悪屋形(*7)」の異名を持つ大宝寺義氏は天翔記の申し子と呼ばれるようになった。 そんな大宝寺義氏が大名を務めるシナリオ3ではほぼクリア不可能、と公式が発行している書籍で書かれている始末。 勿論、初期のシナリオや小勢力であれば軍備拡充のためにある程度の内政は必要にはなる。 兵力の管理 武将風雲録、覇王伝では国や城ごとに管理され合戦時に各武将へ兵力を割り当てるようになっていたが、再び事前にコマンドを実行して各武将に割り当てるように逆戻りした。 そのために訓練や徴兵などを武将ごとに行わなければならず若干面倒になってしまった。主力武将は各地を転戦するために移動させる事が多いため、訓練が疎かになりやすい(移動に関しては戦争終了前に前線の城へ収容させる、徴兵は使えない武将を随伴させて徴兵役にするなどである程度カバーできるが)。 とは言え、今作は敵部隊を壊滅させたら訓練度が100を超えて上昇し、最大200まで上がるようになった。この結果戦に明け暮れその度生き残ってきた部隊は文字通り精鋭部隊と化す。実際のプレイでは主にCPU南部家の武将がそれになりやすい。ゲーム中盤まで南部家が生き残っているような状況だと高機動で戦場を走り回り騎馬隊特有の移動突撃でデビュー間もない期待の有能武将を次々と屠っていく様が見られたりする。 兵力を持つ武将が死亡した場合もその場で割り当てを行うようになっている。このケースを含め、溢れてしまった場合は全て消滅する。 今作は以前のシリーズに比べて物資不足に陥りにくい事と相まってまともに戦える程の兵力(上杉謙信をはじめとする主力武将に100等)を確保しやすい。また、技能『流出』持ちのかつ足軽編成の武将だと戦争中に無料で徴兵可能(*8)。 これらの事から今作が合戦重視となっている所以の1つと言える。 AI 恒例ではあるのだが、相変わらずAI同士の戦争の場合、有名武将はどんなに兵力が少なくても勝ってしまうことが多い。 織田家が特にその傾向が強い。気長に国づくりをしていると、あっという間に自国以外が織田の手に落ちていることすらある。 尤も、ある程度補正がないとシナリオによっては速攻で織田家が滅亡しほかの大名に顎でこき使われる、元服前に織田家が滅亡して野望云々以前にそもそも信長が一切登場しない「信長の野望」になってしまう事があるのでその点を考慮しているともとれるが…。 信長のいるシナリオでも、「信長包囲網」は織田家より本願寺家、甲斐武田家が巨大化しやすい。織田家は周囲の有力大名を軒並み敵に回しているため、文字通りフルボッコにされてしまい、包囲側の本願寺家、甲斐武田家が織田領を食いやすいからである。 他国の戦闘(AI戦)を見るにしておけば回避出来るが、当然だが致命的にゲームテンポは悪化する。 AIが好戦的になった結果、後ろに敵を作る心配の少ない僻地(蝦夷・東北、九州)の大名が非常に有利になった。そのため九州の大友氏、東北の南部氏などは史実以上に強大化しやすい。 後述のPK版ではこの問題を解消するため、合戦頻度を「理知的」に設定できるようになった。初期設定は「好戦的」で、「理知的」にすることでAIがすぐには合戦を仕掛けず、内政重視になる。 合戦中の配下武将のAIもわりと機転が利かない。 東西の二大勢力が残った場合、西が勝つことが多い。これは大砲・鉄甲船が調達できるのは近畿以西であるためで、プレイヤー大名も東国で始めると中盤以降、思わぬ深手を負うことがある。例外として鉄砲が最初は使用できない「信長誕生」や最初から二強に絞られている「関ヶ原前夜」ではこの限りではない。 教育システムによる弊害 才能と実効値のシステムにより割を食らった武将も多い 以前までは戦国時代後半を彩った武将達であっても、登場時期が遅いが能力の高さで十分カバーできた。今作では前述の通りただでさえ登場が先送りされる上に、元服直後は彼らも実行値が低い(更に最初は身分が低いため率いることができる兵数も少ない)ため登場する頃には十分育った中堅クラスの武将の餌食になったり、最悪邪魔な存在とされ暗殺されることもある。 特に元々先代たちがイマイチで政宗登場で追い込みをかける形になりがちな伊達氏は、これまで述べた今作の仕様が全て裏目に出ており今作ではかなり分が悪い。 反面、寿命が長く戦才以外(その戦才も上位陣に食い込める程度はある)の才能値がトップクラス、初期実効値もそこそこ高めで技能も多い(暗殺持ち)毛利元就は今作ではトップレベルの武将となっている。義理は低めだが全シナリオで初期設定が大名なので毛利家を選択する場合は特に問題とはなりにくい。 勿論、敵に回すとかなり恐ろしい強敵になる。多彩な技能でこちらをかく乱し万一同盟を結んだり配下や軍団長にしても義理が低いために頻繁に計略を仕掛け、独立や旗揚げしてこちらに向かってくるのでかなり厄介。能力は惜しいが捕らえた際は斬首するべきか。 今作では「老衰」の概念が導入され、50歳を超えると季節の変わり目に才能値が確率で低下する。まぁ減少量は僅かで気にするレベルではないのだが… ゲーム上の問題としては些細なことかもしれないが、現代の基準ではよろしくないと思われる描写も見られる。 特定武将間での「相撲(*9)」や、姫武将との「水練」や「相撲」など。それに関連した専用イベントもある。 姫武将の存在 今作の特徴の一つ。政略結婚に使えるプレイヤー大名の娘(非史実の姫)が追加されることがあるのだが、特定の条件を満たすと姫が武将として加わることを志願して、可を選ぶと姫としてではなく武将として加入するシステム(後から姫武将を普通の姫に戻すのは不可能)。 姫の能力は大名の能力に左右されるために毛利や織田と言った大名が強力な勢力だとかなりの戦力強化になる(*10)。一門衆なので相性も良く裏切りにくいために軍団長も任せやすく使い勝手はかなり良い。もちろん後を継がせて大名にする事も可能。 しかしあまりに使い勝手が良すぎるために史実武将の存在意義が薄れがちである(武将にしないことは任意に可能。例外としてPK追加の関ヶ原シナリオの豊臣家のみ最初から史実姫による姫武将(*11)が存在する)。実際、上杉景勝や武田勝頼のような「偉大な先代に及ばぬ二代目」は勿論、毛利三兄弟のように史実でも有能だった息子たちよりも優秀な姫が登場し彼らよりも大活躍するのは頻繁に起こりうる。そのため最初から禁じ手にするプレイヤーも少なくない。 特定条件が弱小大名だと自然に満たすように設計された救済措置になっているということも記載しておく。どんなに弱い大名の娘でも武将が加わるのはメリットである。 忍者武将が強すぎる 職業が忍者である史実武将はいずれも戦闘と智謀がトップクラスに高く、足軽の兵科適正が最高のSであり、全員が暗殺持ち。かつ忍者の職業特性により壁越えと調略(暗殺含む)の成功率が高まる為、非常に手ごわくなっている。 攻城戦ではどんな難攻不落の城であろうがほぼ確実に壁越えを決めることが出来る為、暗殺と合わせて無類の強さを誇る。 もともと強い暗殺にさらに補正がかかる為、成功率が異様に高く、育ち切った忍者ならば対象がよほどの名将でもない限りはだいたい暗殺できる。非戦争時に行う暗殺なら大名も殺れるため、大勢力の大名を暗殺して弱体化を図ることすらできる。 強すぎる存在だが、忍者武将そのものの数が少ない事や、登用出来れば弱小勢力でプレイする際の救世主にもなりうる点もある(*12)。 問題点 武将登場数の上限 おそらく、本作最大の問題点。一度にゲームに登場する武将数には500人という上限があるのだが、年代が進んで武将が次々登場するうちに数がすぐ上限に達してしまう。 こうなると元服するはずの武将でも登場が先送りされるため、普通にプレイしていると武将の登場は10年ほど遅れるようになる。これを解消するには武将を効率よく死亡させていくしかない。 PK版ではその対策として「武将の死亡頻度」を変更できるようになっているが、その名の通り全体の寿命を10年減らしてサイクルを早めるという強引な手法。また、通常版では暗殺・戦後処理で斬首されない限り戦死の概念はなかったが、死亡頻度が高いと突撃・射撃を受けた際に戦死する可能性が出るようになった。さらには死亡頻度を多くすると通常は春にしか発生しない武将の死亡判定が毎季節発生するようになり、史実よりも早くに病死したり、酷い時にはゲーム開始後1ターンで高齢の大名が死亡して忠誠度ダウンなんて事も起こる。COM大名に捕まった武将が処断されやすくなる・上限を増やす・戦死のみ追加といった選択はできなかったのだろうか? システム面 情報は開放されたが、ソート機能が上手く働いていないため名前から特定の武将や城を探すのが難しい。 また武将個人の詳細情報画面では、肝心の「才能」がメーターでしか表示されずわかりにくい。正確な数値で見るなら一覧表示に切り替えなければならない。 捕虜処遇の画面では才能の正確な数値が見えるのだが、こちらはこちらで兵科適性や技能などそれ以外の情報がわからないという始末。 内応や捕虜の登用の発生確率が高く、頻繁に配下が入れ替わる。 忠誠度100だろうが、姫を嫁がせた一門武将であろうが捕虜になると結構な確率で寝返ってしまう。 もっとも内応に関しては逆に引き込まれたり、内応を約束しながらも裏切って内応しない(*13)こともある。 軍団関連 軍団間で武将や物資を移動させることが出来ない。軍団間で武将だけを移動させたり物資を輸送させるには、全て第一軍団(大名の直轄軍団)に一旦編入させてこれを経由しなければならない。 物資のみの移動は各軍団長の居城を隣同士にすると可能になるが中途半端に面倒くさいだけ。 軍団には細かく指示を出すことができるが、指示内容を変更するには行動力を20も消費して『評定』コマンドを使わなければならない。しかも回数が1季節1回と決まっているため、迂闊に行うと急な状況の変化に対応しきれない。 また、評定の指示で戦争を一切禁止にしても他の大名家が戦争すると野心的な軍団長の場合は便乗して領土を奪ったり指示してもこちらの思う様に動かないこともあるのでマメに物資や増援を送ったり指示を変更する必要がある。 特に他家の戦争に軍団の城が巻き込まれた場合、軍団長の意志によって参戦か不参戦かが決められてしまう。むやみに首を突っ込んだ上に返り討ちにあって武将や城を奪われてしまう事もしばしば。 そのために軍団長に余計なことをされるのが嫌で、たとえ領地は荒れ放題、物資はダダ余り、武将のほとんどが飼い殺しになろうとも第一軍団のみのワンマン体制で最後までプレイするプレイヤーもいた。大名の能力にもよるが実際有効な方法だから困る(*14)。 武将のうちから『会見』コマンドを使って軍団長のAIを育成する…という触れ込みになっているが、指示は軍団長にした後で出せばよいのではっきりいって殆ど意味がない。 会ってとりあえず奨励を選んでおけば忠誠が少し上がる。毎ターン全員1回ずつ可能で行動力もかからないしタダなので、配下一人一人なんでもいいから褒めて金をケチりつつ忠誠を上げていくための単純作業要素になりがち。 そのためか、大々的に売りにしていたにも拘わらず家庭用機版ではこのシステムがまるごと削除された。 バグ 毎年毎年、姫(姫武将にしない普通の姫)を登場させてると、数十人目にフリーズする。 (SS版)データロードのたびに姫武将の能力が上昇していく。 家宝の能力上昇効果と関連したバグなので、1つも与えなければ発生しない。 安物でいいから各種与えてセーブ ロードを繰り返すと全能力MAXにできる。 総評 本作は軍団制によって従来の国盗りSLGにありがちだった中盤以降の中弛みや作業感を大幅に減らし、且つ油断しているとあっという間に勢力図が書き換わるという緊張感を盛り込むことに成功している。 才能値、実行値の関係で無価値な武将を生みにくく育てる楽しみがあり、全体のテンポも今までの作品に比べて格段に早く、バランスも良好でやりこみや繰り返し遊びやすいシステムもあって『信長の野望』シリーズ最高傑作との声が高い。 その後の展開 後に様々な要素を追加したパワーアップキットが発売された。300名の武将が新たに追加され((天草四郎、徳川光圀等他のシリーズではあまり見られない人物も登場。また、1630年生まれの鍋島光茂は、イベント配布などの特殊な武将を除き、全シリーズで最若年である。 PKには鍋島、龍造寺氏の関係者が妙に多い。また『覇王伝』PKに続き、ゲーム中に新武将を作成して登場させる機能も追加。 新武将は三國志シリーズのように事前にデータを作成するのではなく、プレイ中に新たに追加する形となる。この際、武将数の上限に引っかかっていると作成できないので上限に達しているかどうかが容易にわかるようになった。 直前に死亡した武将のデータを使用する為、忍者や剣豪の職業を持つ武将が死亡した直後に新武将を作成するとこれらの職業を引き継いだ新武将を登場させることが出来る。 また、全武将が姫のグラフィック、台詞になる「姫武将モード」を搭載している。 「関ヶ原前夜」のシナリオが新たに追加された。以降の作品と違い徳川家か豊臣家しか選べない(*15)ものとなっている。 どちらも大勢力のためか低難易度。特にCPU(豊臣)が消極的(*16)で人材の豊富な徳川家の難易度は今作では最も低い部類に入る。 無印ではシナリオ1(1534年 信長誕生)とシナリオ2(1560年 桶狭間の戦い)にかなりの年代の開きがあるため、寿命が近い武田信玄や上杉謙信などでプレイしづらかったが、PKによりその中間となる(1546年 信長元服)が追加された為、問題点が解消されている。 SFCへの移植では、容量の関係か全く別のゲームと言っていいほどの変更が加えられた。AIが理知的になり城数や武将数が減った他、特に野戦のシステムが大きく変わっている。ただ独特の味もあり、劣化どころか別の意味で良作とも言える。 + SFC版独特の要素 シナリオは「1547年 信長初陣」と「1571年 信長包囲網」の2つ。 そのうち、「信長初陣」パワーアップキットにおける追加シナリオ「信長元服(1546年)」とほぼ同じ(初陣の方が1年遅い)。 パワーアップキットの追加要素が部分的に実装されている。 教育コマンドで「騎鉄」を低確率で習得可能。生徒役の武将の兵科能力が騎馬・鉄砲共にB以上が条件。鈴木重秀、伊達政宗、片倉景綱は最初から習得している。 「蘭奢待」の登場。征夷大将軍就任イベントをこなすと貰える。 織田家の「憤怒の焼香」等のパワーアップキットで追加された歴史イベントも実装されている。 合戦偏重の本作においては城数の削減は元々短めだった1回のプレイ時間が更に短くなり、様々な大名家での繰返しプレイのしやすさにも繋がっている。覇王伝とは正反対である。 CPU担当大名が他機種ほど合戦に積極的ではなくなった。 シナリオ1の細川家が好戦的だが、他機種に比べるとまだマシ。 連隊システムを採用。操作性は太閤立志伝に近い。 野戦で総大将部隊が先に敗走すると兵数に関係なくその部隊は壊滅する。 攻城戦は総大将しか操作出来ず、他部隊には大まかな指示しか出せない。 戦闘中の技能も総大将のものしか使用できない。逆に敵軍は総大将じゃなくても技能が使える。 PS/SSへの移植(withPK)では武将数が減少している他にPC版にあった追加設定項目が失われているが、シリーズ初の架空シナリオ『信玄上洛』が追加されている。 2015年11月に、グラフィックスをHD化した『信長の野望・天翔記 with パワーアップキット HD Version』がPSV/Win向に発売された。Win版は要Steamアカウント。 2016年現在プレイするなら、PKを同梱して忠実に移植したWin廉価版が発売されているのでこちらがおすすめ。ただコーテク公式のECサイト・GAMECITYオンラインショッピングでは在庫があるのは前述のHD Verのみであり、他社ECサイトでも在庫薄である。 PK追加要素のない通常版もPSP版(画像参照)が発売されている。 この他に2009年からは携帯電話アプリ版も配信されているが、大幅な劣化移植であった前作と異なり操作性に難はあるもののほぼ忠実に移植されている他、月額サイト利用期間に応じて得られるポイントを利用して武将の潜在能力を強化できる追加要素もある。 一方でプレイ時間もそのまま再現されており、合戦中の中断セーブ等の機能も搭載されていないため、場合によっては長時間にわたってセーブをすることができないという携帯アプリとしては致命的な欠点がある。スマートフォンには対応していないため現在ではプレイが困難になりつつある。 余談 本作はシリーズで唯一、足利14代将軍「足利義栄」が登場する。 義栄は正式な14代将軍とはいえ、在位して7ヶ月少々で死没(享年30)してしまった上に、京都に一度も入ったことがなく、しかも後代にあたる15代の足利義昭(最後の将軍)よりも年下という、いろいろな意味で変わり種且つマイナーな将軍。 過去のシリーズでも一切登場せず、戦国時代を題材にしたゲームでもまず登場していないため、この手のゲームから戦国好きになった者は14代将軍が足利義輝(正しくは13代将軍)と勘違いしている者も少なくはない(*17)。 能力面では魅力こそ一応将軍家の血筋ということで100だが、他はすべて底辺クラス。しかも足利ではなく三好の配下武将という扱いでしかない。「一度も京都に入らないまま死没した」ということで、足利の配下に入れるわけにはいかなかったのだろう。 前作、前々作では北条家の「風魔小太郎」が同名で二名登場する形で代替わりが表現されていたが、本作からは戦国群雄伝と同様に一人(先代のみ)にまとめられた。以後のシリーズでもこの形が踏襲されている。 北条五代に仕えた事から寿命がとても長く設定されており、どのシナリオで開始しても長期の活躍が見込める。 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット HD Version 【のぶながのやぼう てんしょうき うぃず ぱわーあっぷきっと えいちでぃー ばーじょん】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 Windows Vista/7/8/8.1/10プレイステーション・ヴィータ 発売・開発元 コーエーテクモゲームス 発売日 2015年11月12日 定価 パッケージ版:5,800円(税別)ダウンロード版:5,143円(税別) 判定 なし ポイント 『天翔記』をこれ1本でプレイ可能 信長の野望シリーズ 概要(HD) 『天翔記』のHD化作品。HD化とはいうものの、グラフィックはほぼ全面に渡ってリメイクがなされている。 変更点(HD) グラフィックの大幅刷新 グラフィックのほぼ全てをHD仕様で新規リメイク。 武将グラフィックも「創造」のものに変更(設定で原作のグラフィックに変更も可能)。 評価点(HD) コンシューマでは初めてPKとしての完全版が発売されたこと 過去にもパワーアップキット名義でのコンシューマ移植は行われているが、当時のハード制約の問題もあってか一部シナリオやそれに伴う追加要素が実装されなかった。 しかし今作の発売により、実に約20年越しにして「パワーアップキットとしての完全版」がコンシューマでも楽しめるようになった。 過去のコンシューマ版で未収録となったシナリオ「関ヶ原前夜」は面白みはともかくとして、原作当時としては初めて戦国末期を描いた最新年代のものであり、また二大勢力のみがぶつかり合うというそれまでにない特徴や魅力を有していた。 設定項目の追加 特に暗殺率の変更は、原作の大きな問題の一つを解消できるようになったのが大きい。 PCでのプレイ環境の提供 OSの仕様変更などにより、原作をプレイする場合は有志のパッチなどが必要ととなり、その導入自体も知識を要するようになってしまっていたため、単体で手軽にプレイできるようになった点は大きい。 問題点(HD) 原作にあった問題の改善が殆どない 武将500人の上限等、改善すべき問題が改善されていない。 演出面の大幅劣化 サウンドの削減や劣化 BGMにかつてリリースされた「サウンドウェア」収録のものをリマスターして使用しているのだが、そのせいでBGMが相当数削減されてしまっている。 UIの問題 HD化の影響なのか、全体的に動作が重く、原作の軽快(すぎるとまで言われていた)な動作は見られなくなった。CPUの思考時間もやや長くなっている。 Win版同様、種類が非常に少ない。HD版発売にあたってBGMの追加もされておらず、削減と合わせて寂しい事になっている。 総評(HD) グラフィックの刷新などで現代にも通用する見栄えにはなったものの、「あくまでHD版でありリメイクではない」という割には各種演出面の劣化が目立っており、結局は中途半端で手抜きという印象も拭えない作品となってしまった。 ゲームそのものは特に致命的なバグや不具合も無く遊べるものであり、良い点悪い点を含めて原作の雰囲気を楽しめる。 特にコンシューマ版ではWin版限定だった要素をようやくプレイでき、また環境面で厳しい状況にあったWin版もVista以降のOSでまともにプレイできるようになったという長所もある。 まあそれはそれで前者は何故PSP版の時点でPK要素を導入しなかったのか、後者は何故『30周年記念歴代タイトル全集』の単体販売やパッチでの対応をしなかったのかという疑問に回帰してしまうのだが…。 余談(HD) 2016年12月より「シブサワ・コウ アーカイブス」としてシリーズ過去作が順にSteam配信されているが、『天翔記』だけが配信されていない。 「信長の野望アーカイブス Vol.2」や「シブサワ・コウ アーカイブス オールインワン」に本作が収録されていることから、本作がその代わりという位置付けになっているのではないかと推測されており、原作ファンにとって本作はかなり不満の残る存在となってしまった。 これ自体が、本シリーズと『三國志』シリーズの『30周年記念歴代タイトル全集』単体配信の場として用意された節がかなり強く、既に展開も完結しているために新たな配信は絶望的である。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1417.html
信長の野望 覇王伝 【のぶながのやぼう はおうでん】 ジャンル SLG 対応機種 PC-9801、X68000、Macintosh、DOS/V、FM-TOWNS、Windows 95~2000、スーパーファミコン、メガドライブ、メガCD、3DO、プレイステーション 発売・開発元 光栄 発売日 1992年12月 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 初のパワーアップキット(以下PK)大名が減るたび「介錯を願おう」プレイヤー泣かせの新要素あまりにも弱すぎる本願寺固有顔画像を持つ武将の基準が謎じっくりプレイしたいユーザー向け 信長の野望シリーズ 概要 評価点 問題点 新要素関係 人材関係 その他の問題点 バグ 総評 概要 「信長の野望」シリーズ第5作。 前作『武将風雲録』までは国取りだったが、本作から城取りになった。 シナリオは1551年「信長出世」、1568年「天下布武」、1582年「平安楽土」の3本。 開始年が1551年と前作よりもさらに早まった事により、大内義隆、尼子国久、尼子誠久といった初登場の武将も多数。また、村上氏、浦上氏、三村氏、立花氏、肝付氏といった大名もこの作品で初登場となった。 また「天下布武」が標準のシナリオ(*1)として扱われているのは珍しく、『天道』で再び扱われるまではシリーズでも唯一だった。 PC98版とWindows版(『「信長の野望」30周年記念歴代タイトル全集』収録分とSteam版)のみだが、初めてPKが発売された作品である。 新シナリオ及びこのシナリオにしか出ない武将が追加される・ゲーム中にユーザーの作成した新武将を登場させられるなどの特徴がある。 FM-TOWNS版には、PK版のシナリオと武将がデフォルトで収録されている。MCD・3DO・PS版も一部のシナリオが収録されている。 Windows版はBGMはオーケストラ化された楽曲のみの収録で、それ以外のBGMは割愛されている(例えば北条家や島津家のテーマ曲)。またコマンド実行時の簡易アニメーションも削除された。UIもWindows標準のものが使用されており、戦国時代の雰囲気という点でそれまでのパソコン各機種版より後退している。 本作で新登場となった要素のいくつか(*2)は、先駆けて発売された『太閤立志伝』で採用されたもので、それが信長の野望シリーズに逆輸入された形になる。 評価点 戦闘に「向き」の概念が追加。部隊は凸型で表示され、後ろへの長距離移動はできない(一旦向きを変える必要がある)・横や後ろから攻撃されるとダメージが増える等の特徴がある。 敵部隊との接触時の向きは非常に重要。強敵であっても後ろから攻撃することで大打撃を与えられる。「兵力を二部隊に分けて挟み撃ち」といった戦法も取れるようになった。 凸型表示は、その後の作品には長らく取り入れられず『創造』まで採用されなかった。 論功行賞の雰囲気やアイディアそのものは良い。 金・領地・家宝・「一字拝領」などで褒美を与えたり、無能な家臣を追放・切腹させたりできる。 ただし家宝没収・切腹を命じた場合だと、家臣が命令を拒否して逃げ出すことがある。 家臣に満足な褒美を与えた場合は家臣が大名を称え、逆に満足な褒美を与えなかった場合は家臣が不満を漏らす。 また、稀に大名の評価について語ることも。 他大名との同盟が、対等な「会盟」と従属関係になる「威圧」を選べるようになった。代わりに脅迫がなくなった。 従属した場合、破棄されない限り攻め込まれる事はなくなるが、合戦で援軍を要請されたら必ず援軍を出さねばならない。 ただし、CPU大名を従属させた場合は援軍要請を普通に断ってくるインチキ仕様がある。また別の大名の城に攻め込んだ瞬間に同盟を破棄して敵対関係になり、そのまま敵側の援軍に来ることもある。 武力で他大名を全て攻め滅ぼす以外に、自大名が征夷大将軍になり他大名を全て従属大名にすることでもクリアできる。 家宝と官位の導入。 家宝には、前作にも登場した茶器と新たに追加された武器(*3)・絵画・書籍・舶来・財宝の6種類がある。 家宝の中には複数の能力を高められるものも存在する。 朝廷貢献度が高ければ、官位の叙任を受けることができる。 また、複数の官位を持っていた場合、論功行賞で最高位以外の官位に家臣を叙任させることも可能。 東北が細分化され、蠣崎(松前)・南部・安東(秋田)家などが『全国版』以来、久々に登場。 ただし本来の陸中に相当する地域が陸奥に組み込まれた結果、陸前が陸中、磐城・岩代が陸前となり、国名にずれが生じてしまっている。 籠城戦のマップは、城ごとに異なっており個性がある。 軍師の資格を持つ武将が2名以上いても自分で選ぶことが可能になった。 前作・前々作では軍師の資格を持つ武将のうち最も能力の高い武将が自動的に軍師となっていた。 武将の能力に『智謀』が導入され、武闘派でない武将にも戦場での活躍の場が提供されるようになった。 それに伴い戦略コマンド『調略』の種類が増え、合戦では計略で敵部隊を誘導したり、敵部隊の士気を下げたり、城に火を放ったりできる。敵城を火で埋め尽くす様は愉悦の極みである。 不評だらけの新要素の中では、後のシリーズに受け継がれている数少ない評価点である。(*4) プレイヤー大名の改名(実際には改姓)が可能になった。また、コンピュータの思考を「理知的」「好戦的」から選べるようになり、初期設定の幅を広げる走りとなった。 前作で追加された歴史イベントが、本作(PK含む)でも追加されている。 中には当時の日本政治を連想させるネタイベントもあり、そのネタイベントは条件こそ非常に厳しいが実は強力な効果がある。 問題点 新要素関係 半強制的にやらされる上に、非常に面倒な論功行賞。 一応論功行賞を行うかどうかは任意だが、戦争や内政などで勲功が溜まった家臣をそのまま放置しておくと忠誠度が下がるため、否が応でも行うことになる。 しかも論功行賞は大名の気合を最大値の三分の二消費するため、大名は論功行賞を行うだけの存在になってしまいがち。 領地と家臣が増えるほど煩わしくなり、ゲーム後半で論功行賞を行うと煩雑なことこの上ない。 地域によっては国主に任せられる事もある(*5)が、自分で論功行賞を決めなければいけない場合もある。 城が多い上に、一つの戦いにつき一つの城しか攻めることが出来ないため、統一するまでに時間がかかる。 宝島社文庫『戦国武将』によると、光栄社員は「『覇王伝』という作品では170の城が出てきたんですが、それらの城をすべて攻略するのはいかにもしんどい」と語っている。 つまり、光栄側も何も考えずに城の数を多くした事は失敗と半ば認めている。ただ、城主に内応が成功すると城ごと寝返るようになっていれば幾分マシになっていたかもしれない。 コンシューマー版では城の数が110に減っている代わりに、CPUの思考時間が長くなっている。 征夷大将軍EDを見るためには武力統一以上に膨大な手間がかかる。そのため、普通に武力で統一したほうが早い。 理由は2つあり、1つは征夷大将軍は官位扱いであるため、征夷大将軍になるためには他の官位と同じ様に朝廷に大量の金を献上しないといけない。しかも征夷大将軍は最上級の官位であるため他の官位を手に入れるより手間がかかる。(*6) さらに献上するにも官位を受領する(コマンドは朝廷工作)にも気合を最大分使用する必要がある。気合は最良でも最大値の三分の一ずつしか回復しないので再び朝廷工作出来るようになるまでに最短でも3ヶ月かかる(*7)。 貢献度を最大にしても最初は従六位上までしか貰えない。しかも貰った官位はたとえ征夷大将軍であろうが基本的に1代限りなので大名が亡くなったら一からやり直しとなる。あらかじめ手持ちの官位を跡継の武将に対して与えておけば多少手間を省けるが。 もう1つは自分以外の大名を従属させるには自分の大名が圧倒的に優位でなければならない。そのような状況であれば、なおさら武力で統一が容易である。 これだけ手間がかかるくせに、征夷大将軍EDの音楽や最後の部分は通常EDと同じ。 家宝を購入できるかはランダムな上、値段が高いので購入が難しい。 しかも大名が居る城の金が少ないほど商人が来る確率が上がる仕様となっているため、商人が来た時に限って家宝を購入する金がないという事がよく発生する。 前作では初期状態で茶器を持ってる武将が多かったが、今作では初期状態で家宝を持っているのは松永久秀と1568年の織田信長(*8)しかいない。 コンシューマー版では開発段階では常に家宝が買える仕様だったらしいが、残念ながら採用されなかった。 戦争になる際に雑兵として、無料でいくらかの兵を部隊に追加する事が可能となったが、雑兵は士気や訓練度が極端に低いため、混ぜると士気や訓練度が大幅に下がる上、行軍速度が遅くなり、かえって弱くなるだけでほとんど意味がない(*9)。 内政時に雇う兵は足軽(傭兵)として、雑兵は合戦時に駆り出される農民兵という扱いで兵農分離をシミュレートしているのだろうが、雑兵が弱すぎるため、かえってバランスが悪化するだけとなってしまっている。また、CPUは積極的に雑兵を部隊に引き入れるため、烏合の衆と化す。 ウリにしていたCPU思考のニューラルネットワークは『覇王伝事典』で「鉄腕アトム幻想の残骸」と評されるほどの失敗システムだった。 やたらと攻撃的で攻め込みまくり、しかも部隊に大量の雑兵を入れるため、どんどん疲弊していく。 一旦領土を広げることに成功した勢力は、その後も攻め込みまくって急速に領土を増やすが、強いのは前線だけで内部はスッカラカンのまま。なのでいざ対決してみると悲しいほどに弱い。 委任した場合も同様の思考になる。敵勢力と隣接していない安全国を委任しても城を空にして最前線に集まろうとするので浪人に空城を乗っ取られる。安全を確保するなら留守番役を置いて直轄領にしておくしかないのだが、各国ごとのターン送りが非常に面倒。 こちらの兵力が少ないと積極的に攻め込んでくるが、大量の援軍が到着した途端に兵糧を置き捨ててスタコラ逃げていく。繰り返すと兵糧が枯渇するので無血開城できてしまう。 金や兵糧が少ない城には攻め込む価値がないと判断する現金な思考。兵糧0でも攻めてこない。金と兵糧を0にして留守番役の武将を一人置いておくだけで鉄壁の防衛ができる。 そのためか98版PKのエディタにはニューラルの項目があったのだが、Windows版PKでは削除されている。 次作『天翔記』もニューラルネットワークを採用していたらしいが、その次の『将星録』からは完全にニューラルの単語は聞かれなくなった(*10)。 前作『武将風雲録』より好戦的である一方、戦線が膠着しやすく、CPUが全国統一することはまずない。明らかに173城(前作は48国)のゲームシステムに付いて行けていない。 これは、城数と比較して武将不足に陥りやすいのも理由である。 110城に減らされたコンシューマー版の方が、武将不足は起きにくく、CPUも攻勢が止まりにくくなっている。 東北では前作にも登場した伊達・最上・蘆名の三強(*11)になりやすい。蠣崎・安東はおろか南部ですら伊達の餌である(*12)。 人材関係 大名の存在をなくすには、全ての城を落として大名を自害させるしかないため、一度大名になった武将は基本的に他大名の家臣に出来ない。 脅迫により大名を従属させることは可能だが、完全に屈服させて配下にすることはできないためである。 前作および前々作では、大名の能力値が高いかつCOM大名でない限り、外交で脅迫して屈服させることで配下にできたため退化している。 一応、シナリオ1であれば徳川家康(松平元康)・本願寺光佐・長宗我部元親・真田昌幸といった一部の後期シナリオ大名が特定の大名の配下武将(もしくは待機武将)として登場するため、該当大名を滅ぼした際に配下に加えられる可能性はある。 またマルチプレイで始めて配下にしたい大名を隠居させた後、メインの大名で捕らえて登用するという方法があるが、あらかじめ高い忠誠度を下げておく必要があり、論功行賞で領地を与えてからそれを召し上げるといったことが必要で一手間かかる。しかもシナリオや大名によってはそもそも隠居できない場合もある。 なお、大名である武将が他大名の家臣になる唯一の例外が、前述したネタイベントである。 前作では豊富だった自害時の台詞が、「介錯を願おう」と「貴様にこの平蜘蛛を奪われるよりは……」の2種類のみとなった。しかも後者は松永久秀専用なので実質「介錯を願おう」の1種類のみ。 自分の大名が滅ぼしたor滅ぼされた場合はもちろんCOM大名が別のCOM大名を滅ぼした場合も自害の台詞が流れる仕様であるため、大名が減るたびに「介錯を願おう」を見る事になる。 浪人(在野武将)を見つけるためのコマンド「取立」は、発見成功率が極めて低いという地雷コマンド。浪人武将が仕官を志願してくる方が圧倒的に高確率。 そのため、浪人武将が志願してこないと浪人武将の登用はおろか、対面すらおぼつかない。 コンシューマー版では、現在の城に近隣の浪人武将が来るよう呼びかけるコマンド「募将」が追加された。これと「取立」を組み合わせることで、ある程度成功率が上がるようになった。 そのくせ、浪人武将が空城を乗っ取る事が多い。前述の通り、本作では大名は強制的に自害するため、浪人武将が城を乗っ取るとその武将はほぼ確実に無駄死にとなる。 家臣の忠誠度が表示されず、忠誠度の判別方法は気力の回復量から何となく推察するだけ。そのため裏切りの危険性が判別しにくくなった(*13)。裏切って独立した場合は前述の理由のためリセットするか諦めて死んでもらうしかない。 家臣の忠誠度を上げるには論功行賞を行う必要があるのだが、非常に手間がかかる癖に忠誠度は少しずつしか上がってくれない。 「加増」「報奨金」は勲功に見合った量+αを与えないと効果が薄い。とはいえ、他は効果がほとんどなかったり効果が高くても制約が強かったりするため、基本的にこの二つを使って恩給を与えることになる。 「感状」は一回の論功行賞につき与えられる数に限りがある上、効果もほとんどない。一応大名が官位を持っていると若干効果が上がるが焼け石に水。 「宝物」「官位叙任」は低い物でも効果は高いが前述したように入手が面倒。また、すでに家宝・官位を持っている家臣には他の家宝・官位を与える事はできない。(*14) 「一字拝領」は効果が高く無料だが、名前が変わらなかったり、奇妙な名前(織田信長が黒田官兵衛に一字拝領で「黒田官信衛」になるなど)になったりする場合がある上に、一度限り(プログラムにより「高坂信信」のような同じ漢字2字のぶっ飛んだ名前にはならない模様。また、『光栄ゲームパラダイス』創刊号によると、拝領後は「信長」にはならないようにプログラムを組んだとのことだが、絶対に「信長」にならないわけではない)。 また家臣に勲功に見合った量を大きく上回る褒美を与えると他の家臣の忠誠度が下がるので平等に行う必要がある。さらに勲功が少ない時に褒美を与えても、逆に家臣全員(褒美を与えた武将を含む)の忠誠度が下がる場合があるため、しばしば論功行賞を行うわけにもいかない。 城主の武将が謀反を起こした場合、その城にいる他の武将が殺されることがある。しかも謀反を起こした武将の一門でも容赦しない。 『三國志II』ほどではないが、武将が寝返る頻度が高め(さすがに総大将や他家の援軍は寝返らないが)。 義理の低い武将は本当に寝返りやすく、不義理な武将の代表格である松永久秀などは1回の戦争で複数回寝返る事もある。 しかも籠城している武将が寝返った場合は城からの脱出に失敗して殺されることがある。 その他の問題点 野戦マップが使い回しばかりで、高山が多いマップだと自軍を満足に配置・移動できないことがある。挙句マップが無駄に広い上に、低山と高山のグラフィックが同じ。 低山か高山かどうかは実際に進軍するまでほぼわからない(*15)ため、進軍がし辛くなるケースも出てくる。 篭城戦での城がただの大きい的でしかない。 本作の篭城戦は、前作までとは異なり城の中に入り込んで敵部隊を殲滅するのではなく、城壁を直接攻撃する事で相手兵力と防御度を減らすものとなっている。 よって野戦と篭城戦との差がほとんどない。籠城戦では雑兵も出せず援軍が来るまでの時間稼ぎもできないため、攻められたときに篭城戦を選ぶメリットはない。にもかかわらずCOM大名は足軽がいなくてもいきなり篭城する事があるため、兵0で簡単に落とされてしまう。 また、防御度は高ければ高いほど一度の攻撃で大きく減るため、高すぎてもあまり意味がない。防御度を上げるコマンド「作事改修」はほぼ無意味。また「築城普請」というコマンドもあるが、こちらも実行できる条件が厳しい(*16)という空気コマンド。 前作の最強兵器『鉄甲船』が削られている。 『技術』のパラメータが廃止されたのはまだ良いとしても『鉄甲船』もカットされたため、史実で毛利水軍を破る等の猛威を振るった『九鬼水軍』等が再現できず退化したようにも取られかねない。 次作では鉄甲船が復活し、各武将に兵科適正が導入された事と相まって、水軍適正の高い九鬼の強さ等が体現されるようになった。 武将の顔画像の基準が滅茶苦茶。 長宗我部元親や石田三成など、一部の有名武将ですらモンタージュになっているのに、知名度のあまり高くないマイナー武将(*17)が固有の顔画像になっていたりする。 本作で初登場した武将(南部信直・肝付兼続など)や過去作では『全国版』のみに登場した武将(津軽為信・一条兼定など)は固有の顔画像を持っていることが多い(*18)。 + どれがどの武将のものか分かるかな?(ヒント:全て有名な武将です) 画像の上にマウスカーソルを載せるか、長押しすると答えが出ます。 勢力分布では本城を持っている勢力しか表示されず、支城しか持ってない勢力がわからない。 PC版だと、近くの勢力はわかるもののコンシューマ版だと一切不明である。 PK版ではすべての地域の詳細地図が見れるように改善された。 武将がいない城を攻めた場合、防御側にどんなに兵士がいようが確実に城を取ることができてしまう。 兵糧が無い場合も同様。しかもいずれの場合も援軍を送ることすら出来ない。 また城に武将がいないと前述したように浪人や裏切った武将が城を乗っ取る可能性もあるため、城を空にするメリットは基本的にない。 ただし武将に直接命令できるのは大名または国主のいる城のみのため、武将が少ない時はリスク覚悟で大名または国主の城以外を空にして武将を集中させる必要もある。 また、この仕様を逆手にとって家臣の知行地がある国をあえて敵に取らせ、家臣の知行を(忠誠度を下げずに)0にするテクニックもある。 効果を実感できないコマンドや実行できる条件が厳しいコマンドが多い。 「取立」「作事改修」「築城普請」が使えないコマンドなのは前述した通り。 「評定」も大まかな指示しかできない上に本城にいないと使えない。 一向一揆の効果が前作では一つの国で起こせたが、今作では一つの城のみなので相対的に弱体化している。 また大名の気合を最大分消費するため、使い勝手も非常に悪い。 ただし本願寺プレイであっても(発生場所含め)ランダムで発生した前作と違って、本願寺プレイなら(条件はあるものの)任意に起こせるようになっている。 そもそも発生条件の一つである本願寺家は、今作ではCPU担当だと長尾(上杉)家や朝倉家はおろか神保家や能登畠山家にすら勝てないほど弱く、10年もしないうちに滅亡することが多い。そのため、東国や西国の大名でプレイした場合一向一揆の被害を受けることはあまりない。被害を受ける場合のほとんどが、本願寺家の遺臣が神保家や能登畠山家の後を継いだ場合である。 ガイドブックでは当然ながら「このゲームの本願寺には、史実での活躍を期待してはいけない。領地は加賀だけでその加賀の貫高も隣の越中より低い。大名も家臣もまったく戦闘向きではない(*19)。鉄砲は多いが数回戦争して減ったらそれまでである。(要約)」と辛辣な評価。 あまりにも本作の本願寺が弱すぎたためか、次作での本願寺は大幅に強化された。 ちなみに、本願寺光昭(准如)が出てくるのは、シリーズ作の中では本作と『将星録』のみ(*20)。本作の本願寺はシリーズ屈指の弱さであるにもかかわらず。 客人来訪が大幅に減り、ボッタクリ商人と浪人の士官しか来なくなった。 前作のように茶器が手に入るイベントなどがあれば、家宝システムももう少し生かせたのだが…。 彌助が出るイベントがあるのだが、黒人差別といわれても仕方がない扱いである。 言葉が一部除いて記号のみ。しかも彌助がいる状態で本能寺の変イベントを起こすとなんと織田信忠の身代わりになる。(*21) そして生き延びた信忠は姫路城で秀吉と合流、山崎の合戦にも参戦し清州会議で他の重臣たちに生存報告をして織田家を継ぐことになる。 この扱いにクレームが入ったのか、長い間シリーズ作品に登場することはなかったが『創造』のダウンロードコンテンツで「弥助」として再登場。さらに『新生』でも20年ぶりに歴史イベントで登場している。 ちなみに作品が出た当時は黒人の扱いが社会問題になっていた(参考)。 肌の色が黒いのを信長が化粧と勘違いして体を洗おうとしたというエピソード自体はかなり有名であり歴史小説等でもたびたび目にするシーンではある。この点では時期が悪かったとしか言いようがない。 鉄砲を売り買いするだけで簡単に銭が増やせる。 鉄砲の値段は商業と鉄砲生産国かどうかで決まる。 鉄砲生産国で商業が高いと安く買えるのだが、非生産国で商業が低い国の売値より安くなってしまう。このため鉄砲生産国で鉄砲を買う→商業が低い城に運ぶ→商業が低い城で鉄砲を売るで簡単に増やせる。 東北では豊作イベントが起こらず、逆に凶作イベントが頻発する。史実通りではあるものの、東北の生産力がおのずと下がっていってしまう。 バグ 兵力の少ない武将を城に特攻させて捕まると、防御度が一気に10も下がるバグがある。普通に攻めて防御度が減ってきたところで何人か特攻させれば簡単に落城させられる。捕まった武将も帰ってくるので問題ない。 明らかな誤字がある武将(本荘(本庄)繁長と角隅(角隈)石宗)が存在している。 SFC版では家宝を手に入れた武将の能力値が変わらず、そのくせ家臣の持つ家宝を没収した際には所有により上がるはずだった能力値が下がるというバグがある。 Windows版では敵城を越えてその先の城に攻め込めてしまったり強制終了しやすいというバグが存在する。 PK版の新シナリオにバグが多い。 改名前の斎藤道三(長井新九郎)が裏切って独立した際、1度斎藤家の家紋になるがまた別の家紋になってしまう。 改名時に斎藤家の家紋か否やにかかわらず家紋が変わるようになっているためである。 シナリオ0でプレイすると、一部武将が何故か新大名の一門衆扱いになってしまっており新大名の家臣として登場してしまう。 佐竹家の家臣であるはずの岡本禅哲が紀伊畠山家の一門扱いになっている。 また大内家の家臣であるはずの内藤隆世も阿波細川家の一門扱いになっている。 何故か名前にスペースが入っている武将(大崎 義隆(*22))も存在している。 総評 論功行賞・雑兵・家宝などの戦国時代要素をゲーム上で再現しようとした意欲作だが、ゲームシステムにうまく昇華できなかった。 そのためだろうか、前作や次作に比べ評価は高くない。 近年、信長の野望の新作の評価が下がりつつあるが、当作品は未だにシリーズの中でも低い評価である。 例えばコーエーテクモゲームスが実施した「あなたの好きな『信長の野望』を教えてください」という公式アンケートでも当作品は「嵐世記」「初代(*23)」「将星録」の次に票が少ない。 一連の件を挙げれば何かと不評だらけの本作だが、じっくりプレイするのが好きなユーザーからの支持は高い。
https://w.atwiki.jp/brewwiki/pages/885.html
⇒信長の野望 信長の野望 全国版 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 覇王伝
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/4643.html
伊達政宗〔だて まさむね〕 作品名:信長の野望 作者名:[[]] 投稿日:2008年4月2日 画像情報:640×480px サイズ:126,511 byte ジャンル:片目,仮面・被り物 キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年4月2日 仮面・被り物 信長の野望 個別た 片目
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20669.html
登録日:2012/06/21 Thu 23 17 41 更新日:2022/04/24 Sun 12 55 38 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 FC GB GBC PS SS Steam アキレスと亀 ゲーム ゲームボーイ コーエー コーエーテクモゲームス シブサワ・コウ セガサターン ファミコン ファミリーコンピュータ 中央優遇 信長の野望 光栄 名作 地方冷遇 基本 戦国群雄伝 菅野よう子 『信長の野望 戦国群雄伝』とは昭和63(1988)年に光栄が発売した信長の野望シリーズ第三作。 後にファミコン、PlayStation、セガサターンに移植され、1999年にはゲームボーイカラーでリメイクされた。リメイク時のタイトルは「信長の野望2」。 ◆概要 信長の野望シリーズ過去2作ではゲームに登場するのが大名のみだったが、 今作では「三國志」シリーズで好評を博していた配下武将の概念がはじめて取り入れられ、 以後のシリーズの基本フォーマットが形作られた。 これで前作のように北条氏康で始めたら寿命で即ゲームオーバーなどという事は無くなった。 一方で前作では舞台として存在した東北、北関東、九州が削除された。当時は容量も少なかったし仕方ないね。 また、年が経つにつれて新しく元服してくる武将が非常に少なく、武将がいない地域は空白地になってしまうため、 後の時代になればなるほどゲームの進行が難しくなってくる。 そのためPC版では武将が死亡するとそれと似た能力の架空武将が自動生成されて登場したりした。 ファミコンなどの一部機種では代わりに黒田長政や大谷吉継といったPC版未登場の織豊時代の武将が登場するようになっている。 出奔中という設定なのかなぜか伊達成実も畿内でうろうろしている。 (しかも年齢、寿命設定にミスがありすぐ死ぬ。伊達家に帰参した事を表現しているのかもしれないが) ◆戦略面 本作では武将それぞれに行動力というパラメータが存在しており、 ほとんどのコマンドを実行するのに大なり小なり消費する事になる。 行動力が尽きてしまうと何もできないが、月々に武将の政治力の3割が回復する。 またこの行動力システムには初心者が嵌りやすく、上級者もうっかりするとやってしまう罠が仕組まれている。 『姉小路頼綱 が 美濃 に せめこんできましたぞ!』 「おk。ボコボコにしてやんよw」 『織田家 の そうだいしょう は しきが とれなかった』 ♪で~ででで~ででで~ででで~で~ 「( ゚Д゚)」 実は大名、城主は月末に10以上行動力を残していないと、 敵国に攻め込まれた際、迎撃行動が取れず即敗北してしまう仕様になっている。 いくら優秀でも前線の大名、城主をめいっぱい働かせるのは厳禁なのだ。 また地道に内政するよりも米相場を利用して商人に換金してもらった方が金を貯めやすいという、 俗に米ころがしと呼ばれる手法も今作で確立(近年の作品では世相を反映してか(?)米価が低く抑えられている場合が多いので出来なかったりする)。 ◆合戦 本作でははじめて野戦と籠城戦という概念が登場し、それぞれの戦場で使える戦術が異なる。 野戦では朝昼夜の時間区分も存在し、夜に索敵範囲外から敵部隊上に移動すると強力な夜襲が使える。 兵科は機動力に優れた騎馬隊、奇襲や壁越えが使える足軽隊、鈍足だが強力な攻撃を仕掛けられる鉄砲隊の三種類。 これらの兵科は武将ごとに固定されていて、大名はほとんどが騎馬隊担当。 鉄砲のイメージが強い織田信長も騎馬である。 例外として本願寺、雑賀衆の大名はそれぞれ足軽、鉄砲隊を率いている。 実はこのゲーム、どんな弱小勢力でも負けない必勝法が存在する。 部隊ユニットはそのターンの移動を終えると、行動終了となり、移動後つづけて攻撃に移れないため、 ターン終了時に敵部隊と隣接しないように移動していくだけで、 相手の時間切れや兵糧切れで相手が撤退してしまうのだ。 この戦術は敵軍も使って来るため、攻め込む際は最低2部隊は連れて行こう。 これを応用して捨て攻め(万一捕まった、隣接国が攻めてきた時に備えて不要雑魚武将に兵1で攻め込ませる)で兵糧を枯渇させて国を奪うと言う戦法も可能。 また籠城戦で、自軍総大将が足軽か鉄砲、攻撃側が騎馬隊だけで攻めてきた場合は、 塀や堀で隔てられた位置に逃げ込めば、相手はまったく手出しができなくなってしまう。 現実の戦争ではありえない状況なので、次作からは移動後の追撃が可能に、 籠城戦でも本丸を占拠されれば負けとなりこれらの戦術は使えなくなった。 ◆武将 本作の最大の目玉が400人を超える武将たちである。 前作から引き続きの魅力、野望以外に政治、戦闘といった後のシリーズにも引き継がれるパラメータの大枠が本作で確立された。 また政治、戦闘の合計が150以上の配下武将は軍師として助言してくれるようになる。 まだ光栄もノウハウが確立されていなかったためか、武将の選考は後発の作品と比較してかなり独特なものとなっており、 本作登場から再登場まで長いブランクがあった武将、 江姫最初の旦那・佐治一成、毛利元就の隠し子・二宮就辰、長宗我部元親の従兄弟・比江山親興など本作にしか登場しない武将もかなりの数がいる。 また、やたら怖い顔の細川藤孝、飲み屋にいそうな前田利家、 直江兼続が使い回し顔など武将の顔グラも今とまったくイメージが異なるものが多い。 さらに即効クリアを目指さず長期間プレイし続けているとCOM勢力の大名がとんでもない事になっていることが多い。 しかしなにより最大の突っ込みどころは 出 鱈 目 な 能 力 査 定 の一語に尽きる。 織田、武田、徳川家などの有名どころは優秀な武将が揃っているが、 上杉、北条、毛利、足利など大名が優秀でも配下の知名度が低い場合はかなり厳しい評点が与えられていた。 地方のマイナー大名に関してはもはや目も当てられない。 また有名大名の息子は能力が高めに設定されており毛利輝元など近年ボンクラ扱いの2世、3世もかなり優秀だったりする。 以下は不当評価の一例。 ◎荻野直正 赤井直正と言えば少しは通りがよくなるだろうか。 丹波の国人で、あの明智光秀を何度も撃破した実績を持つ「赤鬼」の異名を持ち徳川家康、長宗我部元親と並ぶ名高き武士とされた猛将である。 が本作では、政治25・戦闘19という押しも押されもせぬ雑魚武将。当然政治・戦闘ともに85以上ある徳川家康と長宗我部元親には遠く及ばない。 まさに泣いた赤鬼状態。 他に、越後の猛将、本庄繁長や豊臣秀吉の盟友・蜂須賀小六も雑魚武将扱いである。 これら能力査定には、なんと武将の子孫の方々から光栄に抗議が寄せられたらしく、 次作以降はスタッフも文献を読むようになりかなり改善された。 ◎安田顕元 …って誰?とは言わないで。 史実では越後の国人であり、上杉謙信死後の内紛で、景虎側の国人への切り崩し工作を行って景勝勝利に貢献するが、 景勝が、兼続ら子飼いの上田衆に恩賞を独占させたため面目を潰されて自害した悲劇の人。にしても景勝、兼続。どこが義の主従なんだ…。 元々マイナーな人物である事も災いし、政治16・戦闘18と先の直正に輪をかけて酷い能力値。 400年後まで報われないなんて…。 彼らのような地方のドマイナー武将の再評価は、ナンバリングがかなり後の作品まで待たねばならない。 ちなみに顕元さんは最近は中堅どころ程度の能力にはなっている。 ◎服部半蔵、風魔小太郎 忍者武将。兵科は足軽、政治は低いが戦闘は高く戦場で大活躍…って、最近の作品とかわんなくね?と思う人。甘い! 実は前述の通り、行動力回復量が政治依存という仕様なため、 彼ら脳筋武将は毎月雀の涙程度しか行動力が回復しないので、ポテンシャルがまったく発揮できないのだ。 一応、政治が高い武将に訓練させた兵を再編成で預け出陣といった方法で、 なんとか戦場に連れていけるが、後発作品のように特別なスキルがあるわけではないので、 そこまでして戦場に連れて行く理由が無いのが現実である。 次作『信長の野望 武将風雲録』では行動力は城主の政治力に依存するようになったため、 脳筋武将も城主にさえしなければ使えるようになった。 なお、本作には教育というコマンドがあり、その武将より5以上高い能力を持つ教育係がいれば、 能力を高められるので、彼ら不当評価武将を史実に見合うようになるまで鍛え上げる事が本作の真の目的である(ぇ)。 自分より戦闘の高い武将を突撃で殺すと戦闘が2上がる事を利用した修羅道を歩むのも一興。 ただ、鍛えぬいたころに寿命でぽっくり逝っちゃったりするのでほどほどに。 CPUは各武将に均等に兵力を編成するのでこちらは主力のみに兵力を集中して攻めれば勝ちやすく、 雑魚は後方の領地へまとめて放置しておき(米の売買や輸送のみやらせる)攻め込まれても上記の通り逃げ回って時間稼ぎすればいいので難易度は意外と低い。 以上のようにシステムの抜け穴や突っ込みどころが多い作品ではあるが、シンプルなゲーム性に比して、 さまざまな遊び方が見つけられる名作なので、歴史シミュレーション初心者や近年の作品が複雑すぎ、忙しすぎるという人にはおススメの一作である。 『こよいの ついき・しゅうせい は これまでにいたしとうございます』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 小学生の時猿みたいにやってたなぁ。一回コンピューターの里見義堯が北条氏康滅ぼした時があってワロタ -- 名無しさん (2013-12-02 19 09 42) 行動力をためて隙を突きまくれば簡単だよね -- 名無しさん (2013-12-07 02 07 52) オリジナル版だと、斎藤や尼子なんかは大名が寿命ですぐ死んで、当時は兵士は殉死扱いだったからすぐ滅んでたよな -- 名無しさん (2014-08-02 22 06 07) まぁ、前作の全国版でも次回作の武将風雲録でもそうなんだけど、まずそれだけの収穫が得られるまで開墾しなきゃ、米ころがしも何もあったもんじゃないんだけどね。いくらかは内政も大切; -- 名無しさん (2014-11-12 17 51 56) ↑ロイヤルブラッドとは違うからなぁ… -- 名無しさん (2016-04-02 14 38 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/9532.html
今日 - 合計 - 信長の野望 武将風雲録の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 17時53分57秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4330.html
信長の野望 全国版 【のぶながのやぼう ぜんこくばん】 ジャンル SLG 対応機種 PC-8801、PC-9801、X1、X68000、MSX、MSX2、FM-7、Windows 98~XP、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン スーパーCD-ROM2、プレイステーション 発売・開発元 光栄 発売日 【PC88】1986年12月【FC】1988年3月18日【SFC】1993年8月5日【MD】1993年9月15日【PCE】1993年12月11日【PS】1998年1月22日【Win・コーエー25周年記念パック】2003年8月1日 プレイ人数 1~8人 定価 【機種共通】9,800円【コーエー定番シリーズ】1,980円 備考 コーエー定番シリーズ 【PS】2000年8月3日【Win】2005年7月22日 配信 バーチャルコンソール 【Wii】SFC版 2008年12月24日/1,000Wiiポイント(税5%込)【WiiU】SFC版 2014年10月29日/823円(税8%込)Steam 2017年1月25日/1296円(税8%込) 判定 良作 ポイント 舞台が日本全国に拡大地元大名プレイが可能になった最大の敵は寿命 信長の野望シリーズ 概要 前作との違い 前作との共通点 評価点 問題点 総評 その後の展開 概要 前作との違い 信長の野望シリーズの第二作。文字通り、今回は全国が舞台となっている。 前作のマップを踏襲した範囲が織田信長を中心とした近畿・中部の17国モードと、全国を舞台にした50国モードがある。 本作から各大名の顔グラフィックが登場した。 イベント時にも対応となるCGや音声(*1)が出力され、演出面が強化された。 ターンの単位は春夏秋冬の1年4ターン。担当大名が死亡するとゲームオーバー(*2)。最大の敵は寿命と言われ、一部の大名はじっくり育て上げ盤石を固めてから攻めるプレイが困難(*3)になっている。 敵大名が複数国持っている場合、合戦で大名自身を撃破すれば、その国全てを一気に占領することができる(*4)。この作品ではまだ史実イベントとして設定されていないが「桶狭間の戦い」のような戦い方も可能(*5)。 プレイヤーは開墾や治水などの開発を行い国を豊かにし、増えた人口は徴兵(又は攻めて来た兵を横取り)して戦力を強化、隣接する国に侵攻し領土の拡大を目指す。最終的に全ての国を占領すればゲームクリアとなる。ちなみにコマンドは1ターンあたり1つのみ(*6)。 『全国版』は国単位の統治であるため城や城下町それを結ぶ道が存在せず、原則隣接する国なら攻めることができる。そのため開始時に隣接する国が少なく、国力もそこそこある島津(*7)や長宗我部(*8)などは初心者向けとされた。 蝦夷の蠣崎家のように他にも隣接国が少ない国は結構あるが、大抵国力が低く隣接国が強いので軌道に乗るまでが大変。 前作では収入、戦闘力でしか影響がなかった民および兵士の忠誠度が、低いと前者では一揆、後者では謀反を起こされてしまうようになった為隣国などよりも遥かに脅威となる様になった。またこれらのパラメータは敵国にも設定されており、コマンド「忍者」を使うことで低下させることが可能。 相場に関してもターンによって変動するようになり、米の売買や徴兵時の費用、または借金の借入返済などに影響を与える。これを利用して米の相場が安い時に大量購入、上がったら売りつけ金を稼ぐ。ただし取引するとそのターンが終了するので、手順に気を配ろう。 今作でも「武将」の概念が存在しないが、各部隊に特徴が付けられて戦闘で国を落とされると無条件で敗北する第1部隊、騎馬隊の第2部隊、鉄砲隊の第3部隊、足軽の第4、5部隊という編成なっている。この5部隊は兵をパーセンテージで割り振ることができるようになり、均等に20%に振ったりオトリ戦法として第一部隊1%、第二部隊99%という極端な配分もできる(*9)。 最も強いのは鉄砲部隊だが、武装度によって割り振り上限値があり、大抵の場合20%までしか編成できない。 前作では2人までしかプレイできず、大名も織田家と武田家で固定だったが、本作では同時プレイ人数が8人に増加し全国の大名を選ぶことが出来るようになった。(*10)友人と一緒に遊ぶことができるようになったのはもちろん、他の7国をわざと負けさせて取りこむようなプレイも可能。 前作との共通点 シナリオ開始は1560年。17国モードは舞台も前作と同じ。 プレイヤーの初期パラメータは固定ではなくスペースキーを押してランダムに決定する。健康、野心、運、魅力、IQの5つで、自分が気に入るまでリトライすることができる。これは後の光栄作品『三國志』『提督の決断』などでも受け継がれた。 なおパラメータの健康は年齢を重ねるごとに低下していき、低いと病気(*11)になりやすく、最終的に老衰で死亡する(三國志の一部の武将のように死期が設定されているわけではない)。コンピュータの大名にも設定されており、これは忍者の暗殺コマンドで下げることも可能であるが失敗すると自分の健康が減る。 健康を増やすための休養というコマンドもあるが、休養中はずっと委任状態になる。合戦の指揮もできないので、攻め込まれると被害甚大。 コンピュータの強さを5段階で選ぶことができ、数値が大きいほどCPU大名のパラメータに強力な補正がかかる。 プレイヤー大名がスロットで出せる最大値の109を超える場合もある。 評価点 先述の通り、全大名を選択できるようになり日本全国の様々な大名を主人公にプレイできるようになった 史実では夢半ばで死亡した「信長の全国統一」をゲームで再現できるという歴史ファンには夢のような展開が可能に。 東北・九州の人も「地元の大名で全国統一」という夢のプレイが実現できるように。 辺境の大名などは1ターン生き延びることすら難しいという酷い状態の大名もいたが、それでも最初期さえ乗り切れば上記のような「全国統一」も十分可能である。 このためゲーム雑誌で弱小大名でスタートし全国統一していくという誌上リプレイが連載され好評を呼んだ。 隠しイベントとして、「本能寺の変」が導入。ある一定の条件を満たすと発生し、信長が敗北すると織田家の領地が羽柴・明智・柴田の3勢力に分裂する(*12)。プレイヤー大名だった場合は羽柴家を引き継ぐ。 条件は「信長が山城にいるときに山城で謀反が起きる(*13)」という単純なもので、通常プレイでも起こる可能性がある。 このイベントが好評だったためか、後のシリーズでは歴史再現イベントが多数盛り込まれるようになった。本能寺の変の発生条件はだんだんと厳しくなり、狙わないとまず発生しないようになっている。 BGMの追加。特にオープニングの「Overture」は非常に印象深く、後のシリーズにもアレンジして使われる信長の野望を代表する曲となった。 作曲者は管野よう子。本作以降もシリーズを通して(全てではないが)担当している。また、当時は無名だったが90年代半ばにTVアニメに関わった事で一躍有名になり、以後は様々な場で活躍している。 当時のSLGはカップラーメンにお湯を注いで食べられる位(*14)に1ターンのCOM思考は時間が掛かったが、本作にそのようなストレスを感じる要素はほとんどない。 MSX版やファミコン版は合戦場がヘクス(六角)構成ではなくスクエア(四角)構成に変わっている。ただし、1列ごとに半マスずつずらして隣接マスを6つにすることで擬似的なへクス構成を再現しているため、バランスはなんら変わってはいない。 後の作品よりも「委任」や「借金」コマンドが使いやすい。 委任は「生産」「商業」「軍事」「バランス」の4種類を指定でき、生産か商業なら勝手に兵士を雇うことがないので、敵国に隣接していない国を安心して委任できる。 後の作品では委任の方向性を指定できなくなったり、内政型の委任をしても勝手に兵士を雇うようになって非効率なシステムになってしまった。 借金は大名ではなく国別で行われるため、借金→(そのお金で徴兵)→物資全部持って別の国に移動または戦争→カラッポになった元の国を敵国が借金ごと奪ってくれるというテクニックがある。 後の作品では大名帰属になって使いづらくなり、誰も使わないからか借金システムそのものが消えてしまった。 問題点 プレイスタート時点で、各国一大名という設定であるため1560年時点では無理がある人物が大名に据えられている。 元服前である人物も大名にされており特に十河存保や別所長治はなんと6歳…、間違いなく家臣たちの担ぎ上げである。 他にも最北端の大名の蠣崎慶広は11歳、そして唯一の隣接国で頻繁に攻めてくるのは10歳児でありながら南部から独立した津軽為信である。最北端で小学生に率いられ戦う兵士たち…シュールである。 また、下総の大名の結城晴朝がなぜか磐城の大名になっている。(*15) 大名は基本的に一代限りであるため、毛利など年齢の高い大名でプレイすると姉小路や一条といった弱小大名以上の難易度になる。 なおCOMが統一を達成することはまずない。統一する前に死んでしまうからである。 弱小大名は1ターンを待たずに一揆・謀反・敵国からの侵攻・暗殺で滅亡してしまうことがよくある。 記録(セーブ)が季節の初めにしか行えない。コマンドを実行しても、実際にセーブされるのは季節が変わった瞬間である。 まずい結果になってもやり直しがきかない。弱小大名だと、セーブされる前に滅亡なんてことも。 うっかりコマンドを入れ忘れると、2ターンの間ずっとセーブができないことになる。 COM担当の大名が本来1ターンに1回しか実行出来ないコマンドを複数回実行する。上記の弱小大名が1ターンを待たずに滅亡する原因でもある。 参考(0 58から始まる戦争画面左側の部隊編成に注目。1ターン目でCOM担当大名の三好が編成と戦争の両方を実行している。本来はどちらか片方しか実行出来ない。) 兵士0の国では謀反が起きないバグがある(*16)。 本来は、謀反軍の兵士よりも多くの兵士を置いておかないと負けて国を奪われるという仕様だったと思われる。 委任で内政指示をしておくと兵士を雇わないという仕様と非常に相性が良く、他国と隣接しない安全国を兵士0で委任しておけばもう安泰である。 暗殺が強すぎる。どんなに強大な勢力であろうとも、暗殺すれば戦わずして滅亡してしまう。上記の弱小大名が1ターンを待たずに滅亡する原因でもある。 ただし、相手がIQが高い大名だと成功せず、逆にこちらが暗殺される事もある。 空白地の獲得手段がフェアにするためかなぜか入札になっている。このため大名を暗殺しても金が足りず入札で負けるなどという事態が発生した。 隣接地が全て空白地だったり隣接している大名が一つだけだと無条件で独立する。 今では標準搭載しているチュートリアル(*17)が無い。そのためマニュアルを読まないと何から始めてよいか分かり難く、あっという間に滅亡することも。 当時のPCゲームとしては非常に分かり易くマニュアルを読まず簡単に覚えられるように配慮された操作法とルールであり、光栄のSLGに共通する基本部のシステムとなっている。 チュートリアルはPS、SSといったコンシュマー機の媒体容量に余裕が出来た頃から採用された機能。本作はそれ以前に発売された作品である。 同盟・婚姻が使いづらい 他勢力と同盟するには相手に大金を送る必要があり、序盤の貧乏国が頼れるような代物ではない。資金が潤ってくる頃には兵力も充実してくるので、同盟する必要自体がなくなってしまう。 同盟したからといって攻め込まれなくなるわけではなく、攻め込まれる確率が下がるというものなので安心はできない。しかも攻め込まれない確率は年々下がっていく。ちなみに婚姻は同盟の強力版であるが、それでも100%攻め込まれなくなるわけではない。 一度同盟すると破棄できない。序盤に金目当てで同盟を受けてしまうと、後になってから攻め込もうとしても攻め込めなくて困ることになる。暗殺すればすむ話だが もちろんクリアには全国統一が必要なので、同盟国もいずれは滅ぼさなければならない。 大名の能力が意外と適当 流石に主要の大名は適切な評価をされている…と思いきや(ゲームレベル1CPU時)、大友宗麟(30歳 知能65) 十河存保(6歳 知能70) 一条兼定(17歳 知能71) 今川義元(41歳 知能91) 筒井順慶(11歳 知能92) 朝倉義景(27歳 知能101)等少々首を傾げざるを得ない設定も見られる。 一応プレイヤーはルーレットである程度補正がかかるし、コマンドや合戦等で能力が上がるので(ゲームプレイにおいては)よほど高難易度でない限り特に問題はないが。 本願寺家は一揆が起きない。 一向一揆を起こす側なのだから当然かもしれないが、税率100%にしても起こさないのはいかがなものか? 総評 初代で築かれたシステムをより洗練し、現在も続いている同作品のシリーズ、および三國志など歴史シミュレーションシリーズの雛形となった作品である。 ソフトの値段が当時の標準的なゲームソフトの価格と比べ、非常に高価であるが値段相応に楽しめると思えた本格的なものであった。 最近作に慣れ親しんだ人にはターンや部隊の概念など現行作品とは非常に異なるため違和感を感じるかも知れないが、故にシンプルでありSLG初心者にもお勧めできる。 その後の展開 FCに移植されてから5年もの歳月を経た1993年、SFC等への移植ラッシュが始まった。かなり改良されて遊びやすくなっている。 その場でセーブが行えるようになった。 1571年、1582年開始のシナリオが追加。 毛利家などは世代交代し、寿命に困ることがなくなった。 紀伊の堀内氏善がリストラされ、雑賀孫市が大名になっている(*18)。堀内氏よりも25歳も年上なため統一が難しくなった。 2国以上を支配している大名が増えた。1582年の織田家は18国も支配している。ただし寿命が近い。 古臭かった顔グラフィックも全て変更。新規大名の分も追加された。 方言モードが復活。標準語モードとの切り替えができる。 兵士0で謀反が起きないバグが修正された。兵士0だと即敗北である。
https://w.atwiki.jp/tasdouga/pages/3022.html
タイトル(コピペ用) 信長の野望 全国版 ジャンル その他 このページを編集 海外タイトル 発売日 1988/03/18 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 国内版 ここを編集 記録 1 16 31 39 追記回数 872 Player サイファ TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク マイリスト mylist/12030419 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示